つってしまう原因

最近は真冬のように寒くなりましたが、この時期は足がつってしまう方が多くなります。
特に明け方、寝ている時に起こりやすいですが、なぜでしょうか?
こむら返りとは「ふくらはぎ」がつってしまうことですが、ふくらはぎに関わらず、足がつることには原因がございます。
そもそもつってしまう状態は、筋肉の伸縮異常によって起こります。筋肉はゴムのように伸びたり、縮んだりを繰り返して、力を入れたり、抜いたりをしています。つる状態は、筋肉が縮んだままの状態で固まってしまう状態を指します。何らかの異常をきたして、筋肉が伸びない・緩めない状態になっているのです。
冬に起こりやすい原因としては、「冷え」と「血行不良」「水分不足」が関係しております。

寒くなると筋肉が縮こまりやすくなり、特に寝ている時は、動きが少なくなるので、血行が悪くなり、筋肉は固まりやすくなります。
また寝ている間は、コップ一杯程度の汗をかいており、身体内の水分が減ってしまうことでも、血の巡りが悪くなります。
こうした悪条件が重なった冬の明け方は、急に足を伸ばそうとした時に、足が最もつりやすくなります。
またつっているのは筋肉であるため、「筋肉疲労」や「筋力低下・バランスの崩れ」による、極端な筋肉の硬直も原因となります。
長時間の立ち仕事をされている方はもちろんですが、少ししか歩いていなくても、「極端に足が疲れる」・「足がつる」という方は、これらの原因を疑いましょう。
上記のような原因はなくてもつってしまうことがございます。
それは、「妊娠中」の場合です。

妊娠によってお腹が大きくなることで、下腹部の血流が圧迫されて、血の流れが悪くなります。また女性ホルモンの分泌が増えることで、血管の収縮を抑えてしまうことも一因となるでしょう。こうしたことで、妊娠前に比べて、足がつりやすくなります。
つらない対策
では、どうしたら防げるでしょうか?

筋肉という点では、「ストレッチ」が有効です。
画像のようにふくらはぎをしっかり伸ばしてあげましょう。
つま先の向きを変えると、伸びるところが変わりますので、硬いところをしっかり伸ばしましょう。
できれば、寝る前や運動の前後に行うことが良いでしょう。

血行という点では、「水分をしっかり摂ること」が大切です。
運動の前後や、就寝前後にはコップ一杯の水分を摂りましょう。
またカフェインやお酒を飲む方は特に注意しましょう。利尿作用が大きいため、余計に水分が失われてしまうためです。

「冷え」によっても血行不良が起きてしまいますので、冬はしっかり湯船に入り、温かい服装を心掛けましょう。
「入浴」は、「冷え」と「血行不良」の両方を改善してくれますので、毎日入ることがベストです。
それでもつってしまった時には
こうしていろいろな対策を考えていきましたが、それでもつってしまう時はございます!
一時的なもので、つった後もそれほど影響が残らない分にはまだ良いですが、、後々まで残る違和感や痛みがある場合もございます。また歩く時に痛みが伴うほど、つってしまう時もあるかもしれません。
その場合、まずは「湯船」もしくは「足湯(ふくらはぎまで)」にゆっくり浸かりましょう。
その後、「マッサージ」や「ストレッチ」を積極的に行うことがおすすめです。
ご自身でケアできない場合には、しっかり丁寧にケア致しますので、どうぞお任せくださいませ!
「健康的な足」は人間が歩く上で、重要な土台です。
元気に生き生きと活動できるよう、しっかり整えていきましょう◎