日常生活で起こり得る症状
現代では、スマホやパソコンなど手先を日常的に使うことが多くなりました。その影響もあり、以前よりも手に関する不調は多くなっているようです。



手首の腱鞘炎、ばね指、ヘパーデン結節など指の痛みや、ペットボトルの蓋が開けられない、、なんてことまでいろいろな不調があり、どれも日常生活で起こりえる困った症状です。
スマホやパソコンなど手を酷使しない場合でも、重いものを持ったり力を使う作業が多い方や、テニスやゴルフなど手を使ったスポーツをする方もこうした不調は、起こりやすいでしょう。
また、女性ホルモンの変動にも影響を受けやすく、更年期や妊娠などの時期は注意が必要です。
不調を放っておいたり、負担がかかりすぎていると、手が変形してしまうことがあります(*_*)!軽度な不調な内に、正しいケアをしていけば、改善していきますので、早めにケアをしましょう◎
手の状態をチェック!
基本的にこうした手の不調は、「同じ筋肉を使いすぎている」ことで起きてしまいます。手や指は無意識に使っていると思いますが、ひとそれぞれ癖があります。

例えば、キーボードを打つ時に、手首や指が傾いていないでしょうか?特に力を入れる時に斜めに歪んでしまったり、こわばってしまう人は、不調を起こしやすい方です!
※写真は廣戸先生の本から拝借しています

次は、手指を「第三関節(こぶしのところ)」から指先は伸ばしたまま、曲げられるかチェックしましょう。
これは手のひらの中の筋肉が使えるかどうかを確認しています。
画像の笹川先生のように、手が90度に曲がらず、指先が曲がってしまう人は、手の中の筋肉が弱っており、手の不調が起こしやすくなります。
僕も以前は上手くできていなかったので、がっかりしないでくださいね(^^;
適切なケアをしていけば、手もしっかり整えられます◎
では、どのようにケアをすべきか解説していきましょう。
ケアすべき筋肉
腱鞘炎やばね指、ヘパーデン結節など、手の痛みや歪み・こわばりを改善するためには、マッサージやストレッチだけでは、あくまで対症療法になってしまいます。
無意識についてしまった極端な力の使い方の癖を改善するためには、弱っている「サボり筋」を働かせることが大切です。
ケアすべき筋肉を紹介していきましょう。

前回の【肘の不調について】でもご紹介した、「橈側手根屈筋」と「尺側手根屈筋」です。
これらの筋肉は、「手首〜肘」についているので、手にとって大切なんですね。

先ほど、手の中の筋肉が使えるかどうかをチェックしましたが、この「虫様筋」という手内在筋がポイントです。
ペットボトルの蓋が開けられない方は、この筋肉が弱っており、握力が極端に低下している状態です
この画像の「深指屈筋」は指先から前腕についておりますが、指先ばかり使ってしまう人は、前腕の筋肉を働かせすぎて、前腕がガチガチに硬くなってしまいます。
セルフケアの方法
では、ケアすべき筋肉は「橈側手根屈筋」「尺側手根屈筋」「手内在筋」ということがわかりました。
これらの筋肉を、「ピンポイントで短時間でケアしていく方法」を、私の師匠である笹川先生がYouTubeで解説しております◎
ぜひ下記を実践していきましょう〜(^_^)
このケアを続けて、腱鞘炎やばね指、ヘパーデン結節の痛みや不調が改善された!という方はたくさんいらっしゃいます(僕自身も手首の痛みが良くなりました◎)
ただ、痛くて上手く動かせなかったり、変なところに力が入ってしまう(>_<)!という方もいらっしゃるかも知れません。
そういった方は、他のところのケアが必要だったり、ちょっとしたコツを覚える必要があります!
当店では、動画を見て上手くできなかった方のために、その人に合わせたコツを指導することもできます(^o^)/。
もちろん、他のところのケアが必要な場合にも、お身体全身トータルでケアしていきます◎
手が整うと、首肩もスッキリ!
笹川先生が動画でも解説していたように、手の動きが良くなると、肩・肩甲骨の動きもしっかりします!

画像を見ると、手首の筋肉は肘まで伸びており、肘の筋肉は肩関節にまで伸びていることがわかります。
繋がり合っていて、お互いに影響し合う関係なんです。
手に不調がなくても、上記の「手の状態をチェック!」で上手くできていない人は注意が必要ですし、首肩こりがある場合は、手から影響を受けているかもしれません!(◎_◎;)

手は日常生活で、指で操作したり、手で物を持ったりと、頻繁に使いますので、不調が起きてしまうと本当に困りますね(⌒-⌒; )
しっかり適切なケアをして、痛みなく、快適に過ごせるようにしましょう。