肩が上がらない!!

「肩をあげようとした時に痛む」「上がるけど左右差があり、ぎこちなくなってしまう」など、肩は不調が起こることがあります。肩が上がらない不調は、「五十肩(肩関節周囲炎)」と呼ばれる、明らかな外傷がなく生じてしまう不調が多いです。
またスポーツや筋トレのやりすぎで起きてしまう、「インピンジメント症候群」もいつの間にか起きていることが多いです。

明らかな外傷がある場合は、肩関節の脱臼などの怪我が考えられますが、腕を伸ばした状態で転倒や衝突してしまった場合に起こります。この場合は、整体ではなく、整形外科さんにいき、しっかりと検査を受けましょう。脱臼はしばらく固定をして回復させていきますが、固定が取れるぐらい回復してきたら、整体でさらに改善を早める事ができます。

原因の見極めが大切

五十肩であっても、インピンジメント症候群であっても、原因は人それぞれで様々です。人は相当意識していない限り、左右差や前後差があり、使いやすい筋肉とサボってしまう筋肉があります。加齢や疲労などにより、このバランスが著しく崩れたり、関節を支える筋力が弱ってしまうと、老若男女関係なく痛みが出てしまいます。

肩関節挙上 五十肩

痛みがどのような動作で出るかをしっかり把握することが大切です。
図のように、「前側から肩を上げる動作(屈曲)」で痛むのか、「横から上げる動作(外転)」で痛むのかで原因とケア方法は変わります。

昨日、当店にいらっしゃった30代男性のお客様は、前側から上げる動作がしづらく、横から上げる動作は大丈夫でした。前側から上げにくい方は、巻き肩状態が多い傾向があります。
いかり肩など肩がすくみやすい方は、横から上げにくくなりやすいです。

※どちらも痛む場合は、原因が複合している可能性があり、かなり辛いと思います。

肩だけの問題ではない

肩 五十肩 インピンジメント

肩を上げるという動作は、肩関節だけでなく、肩甲骨や腕・手の動きも関係しております。
図のように、肩・腕を上げたり下げたりする際には、必ず肩甲骨も一緒に動きます。そのため、肩甲骨に硬さがあった場合も、肩の動きが制限されたり、痛みが出る場合があります。

肩 五十肩 インピンジメント

インピンジメント症候群は、横から上げる動作でよく見られますが、図のように側方挙上の際に、赤丸の部分の肩関節と上腕の付け根のところが痛むことが多いです。これは、肩峰と上腕骨が動く際にぶつかってしまったり、スムーズに動かないことで、擦れて炎症が起こったりしている状態です。

肩だけでなく、肩甲骨、腕の動きがそれぞれスムーズに動くことがとても大切です。

親指に力が入ると、肩が上がる!?

肩 五十肩 インピンジメント

昨日の30代のお客様は、施術前の検査を見たところ、巻き肩状態が強く、肩だけでなく、腕や手首の硬さが強く見られました。肩甲骨もやや硬く、それぞれもみほぐしで硬さを緩め、筋バランス調整とストレッチをしながら、動きの改善を促していきました。

肩、肩甲骨、手首・指の筋バランス調整を行い、ある程度動きの改善が見られましたが、この段階だと肩甲骨の前に付着して、肩を支える筋肉「肩甲下筋」の問題が大きいと思われました。

一旦施術を終え、最初と同じように座った状態で肩の挙上を見てみると、最初よりは上がるようにはなっているけど、まだ動きが不安定な感じが見られました。そこで、力が入りにくく感じた「親指」の筋肉を10秒ほどしっかり動かすと、肩がスムーズに上がるようになりました◎

五十肩 インピンジメント

親指の力と言っても、指先ではなく、手のひらの深いところにある「手内在筋」を動かすように整えました。
デスクワークの方に多いですが、キーボードを指先で叩くために、指先ばかり疲弊して、手の中の筋肉がサボりがちで弱っていることがよく見られます。

手のひらの奥の筋肉は、腕を屈曲する筋肉とも繋がりますが、身体の連動性から、肩を上げる際にも関係している筋肉です。

お客様はデスクワークが多く、手首や指はガチガチでしたので、過緊張してしまうところと、サボっている筋肉との差がかなりあるようでした。
そのため、親指の力をしっかり入れることで、手首や腕、さらには肩周りの筋肉との連動がしっかりできるようになったと言えます。

手の影響が出やすいタイプとは

手首ストレッチ ばね指 握力

手首や指の硬さはあまり自覚されていない方が多いです。画像のように手首のストレッチ(指先まで伸ばす)をして、「90度以上伸びない」「伸びるけど反発感がある」「手の甲側が詰まる」感覚がある場合は、手が悪いです。こうした状態ですと、肩や肩甲骨まで、手の影響が出やすいです。
※明らかに手首の不調や、ばね指など指の不調がある方は特に手のケアも必要です

私の師匠のわかりやすいセルフケア動画です↓

手首・指のケア(ヘバーデン結節以外、ばね指などにも効果的です◎)

セルフケアで不調防止

肩 五十肩 インピンジメント

デスクワークをしていると、どうしても使いやすい筋肉とサボってしまう筋肉の差が起きやすいです。
人によって様々ですが、ご自身の癖やバランスを把握して、セルフケアをしておけば、同じような不調が起きにくくなります。

当店では、施術で整えた状態を維持できるように、セルフケアを必ずお伝えしております。
セルフケアでも施術を受けた時と同じように改善させていくことが可能です◎

いつまでも元気に身体を動かせるよう、自分の身体を知り、整えていきましょう♪

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